こんにちは!創業スクールに参加している私ですが、今回は第2回目のセッション「マーケティング・販売戦略」についての学びを皆さんと共有したいと思います。
前回のセッションでは、「どうやって自分のビジネスのアイデアを形にしていくか」について深く考える機会を得ましたが、今回はまさにそのアイデアをどうやって「売る」かにフォーカスした内容でした。
正直なところ、私はもともと販売やマーケティングが得意ではないと思っていました。自動車整備士から始まったキャリアで、手を動かして何かを作り上げることには自信があるものの、「どうやってそれをお客様に伝えるか」という部分はいつも悩みの種でした。
だからこそ、今回のセッションでの学びは、私にとって非常に重要で、視野が広がるきっかけになりました。自分の強みを活かしつつ、どうやってお客様の心に響く「伝え方」を見つけられるのか、そのヒントをたくさん得ることができた気がします。
自分らしいビジネスのために、マーケティングを学ぶ意味
これまで私は、自分のやりたいことを追求し、ビジネスを立ち上げたいと思っていました。でもその夢を叶えるには、「やりたいこと」だけでなく、「どうやってやりたいことを人に知ってもらうか」「どうやってお客様に選ばれる存在になるか」を考える必要があるんだと改めて感じました。
「ただ商品を作るだけでなく、どうやってそれをお客様に届けるか?」
「どうすればお客様が自分から買いたくなる理由を作れるか?」
そんな問いに対する答えを見つけるために、この創業スクールでの学びが大きな助けになると確信しています。
マーケティングの基本:プロダクトアウト vs. マーケットイン
マーケティングにおいては「プロダクトアウト」と「マーケットイン」という2つのアプローチがあることを学びました。
- プロダクトアウトは、自社の技術や製品に焦点を当て、それを市場に押し出していくアプローチです。この方法では、画期的な製品が生まれることがありますが、市場のニーズに合致しない場合、売れないリスクもあります。
- マーケットインは、市場のニーズや顧客の声を出発点にし、それに応じた製品やサービスを提供するアプローチです。この方法は、顧客に必要とされる製品を作るため、販売の確率が高まります。
ターゲットの明確化:顧客を絞り込み、空白の市場を見つける
マーケティング戦略の構築において重要なポイントは、「ターゲットの明確化」です。しかし、ただターゲットを絞り込むだけでは不十分で、その絞り込んだターゲットに十分なお客さんがいることを確認する必要があります。
今回のセッションで特に強調されたのは、「空白の市場(ニッチ)」を見つけることです。
多くの市場には既に競合が存在しますが、その中でも「まだ誰も十分にサービスを提供していない顧客層」を見つけることが重要です。
以下のステップで空白の市場を見つける方法が紹介されました。
- ターゲットの細分化
たとえば、「女性向けのフィットネスウェア」を販売したい場合、単に「女性」という大きなターゲットを設定するのではなく、「20代の忙しいビジネスウーマン」「ママ向け」「シニア世代向け」など、さらに細かくターゲットを絞り込みます。 - ニーズのリサーチ
絞り込んだターゲットに対して、どのようなニーズがあるのかを徹底的にリサーチします。アンケートやインタビュー、SNSでの調査などを通じて、ターゲットの声を集めることで、何が求められているのかが明確になります。 - 競合の調査と分析
競合が提供していない価値やサービスは何かを探ります。市場の中で競合が見落としている隙間を見つけることで、空白の市場を発見できます。 - 小さくテストして反応を見る
仮に見つけたニッチ市場が本当に存在するのか、小規模でテスト販売を行い、ターゲット顧客の反応を見ます。この段階での顧客の反応は、将来的な戦略の大きな指針になります。
お客様が自ら進んで買いたくなる理由を見つけるには?
今回の学びの中で、特に印象的だったのは「お客様が自分から進んで商品を買ってくれる理由を見つける」という視点です。
ただ単に商品を売るのではなく、「なぜお客様がその商品を欲しいと思うのか」を深く考えることが求められます。
例えば、価格や品質だけではなく、顧客がその商品を手に入れることで得られる「体験」や「感情の変化」に焦点を当てることが大切です。お客様の立場で考え、「この商品が自分の生活をどう変えるのか」という視点で商品やサービスを提供することで、自然とお客様が購入に至る理由を作り出すことができます。
販売戦略:ターゲットに最適な方法で届ける
ターゲットを絞り込み、空白の市場を見つけたら、次はその市場に対してどのように販売するかを考えます。セッションで学んだいくつかの戦略をご紹介します。
- オンライン販売とパーソナライズされた体験 オンライン販売の強化はもちろんですが、顧客にパーソナライズされた体験を提供することも有効です。たとえば、訪問者の行動データを使って個別のおすすめ商品を表示する仕組みを取り入れることで、コンバージョン率を高めることができます。
- リアルな体験の提供:ポップアップストアや体験イベント 特定のターゲット層に向けたポップアップストアや体験イベントを開催し、リアルな接点を増やすことで、ブランドの価値を直接伝える機会を増やします。これにより、オンラインでは伝えきれない魅力を伝えることが可能です。
- 効果的なパートナーシップとアライアンス ターゲットに共通する価値を持つブランドやインフルエンサーとのパートナーシップを通じて、新たな顧客層にリーチします。これにより、信頼性とブランド認知度の向上が期待できます。
マーケットインと空白の市場を活用するビジネス作り
このセッションを通じて、ただ商品を売るのではなく、マーケットインの考え方で市場を深く理解し、まだ十分にサービスが行き届いていない空白の市場を見つけることの重要性を学びました。
また、「お客様が自ら買いたいと思う理由を見つけること」が、持続的なビジネスの成功につながることも実感しました。
これからのビジネスにおいては、常に顧客のニーズに敏感でありながら、他者と差別化できる「隙間」を見つける姿勢を持ち続けたいと思います。
次回のセッションでは、さらに深い学びがあることを楽しみにしています。引き続き皆さんにシェアしていきますので、どうぞお楽しみに!